ネイルのオシャレを楽しむ女性は多いです。しかし、看護師が働く職場では、大半がネイルを禁止しています。ネイルが禁止されているのは、主に次の理由が挙げられます。

1点目は、患者さんを傷つける恐れがあること。
ネイルのおしゃれでは、美しく見せるために爪を伸ばすことが多いです。看護師は患者さんの肌に直接触れる機会が多いため、誤って爪で傷つける恐れがあり危険です。

2点目は、不衛生になりやすいこと。
ネイルをしていると爪が長くなり、爪の裏などに雑菌や汚れがつきやすいです。また、手洗い時の洗浄が十分に行えない可能性もあります。自分では清潔にしているつもりでも、爪の裏などに雑菌が付着した状態で患者さんに触れて、感染症が発生するリスクも考えられるためです。

3点目は、異物混入の恐れがあること。
ネイルやパーツなどが剥がれて、食事などに混入するリスクがあります。

これらの理由によるネイル禁止は、何もナースだけに限りません。食品工場や食堂、お客様の頭皮に触れる機会が多い美容師、マッサージ師などの職種では、ネイルを禁止している職場が多い傾向にあります。

この他にも、身だしなみに欠けることも理由として考えられるでしょう。仕事にふさわしいように身なりを整えるのが見出しなみで、おしゃれとはまた別物です。

ネイルは自分の楽しみのために行うファッションです。プライベートなら自由に楽しめばいいですが、仕事では安全面や相手を不快にさせないことが優先されます。ネイルのおしゃれは、オフの日だけにとどめておくとよいかもしれませんね。